2016年10月25日火曜日

夏合宿B 北岳 前半

こんにちは!夏合宿、北岳山行について書いていきます。
北岳は山梨県南アルプス市にある標高3193mの山です。日本第二位です。たかぁい!
そんな北岳に三泊四日で挑みます!

初日、北岳へは毎度お馴染みJR甲府駅からバスで向かいますがおっとここで早速問題発生です。テント持ちの部員が遅刻してしまったのです。当たり前ですがテントが無いと眠れないのでこのままでは山行はできません。北岳のふもとに来ただけになってしまいます(激ウマギャグ)
しかし不幸中の幸い、初日到着した北岳のふもとには広河原山荘という小屋とテン場があるのです。一行は急遽予定を変更してテントの到着を待ち、初日の夜をここで過ごすことになりました。2日目に北岳肩ノ小屋まで登り、3日目に北岳と間ノ岳の頂上を目指します。当初の予定では農鳥岳まで行く予定でしたが、体力と時間を考慮して断念しました。山では無理は禁物なのです。

不足の事態になんとか対応し、一行は初日を終えました。
ちなみに夕食はカレーだったのですが、一年生の炊いたお米が炊飯器にも劣らない会心の炊き上がりとなり一同が沸きました。


二日目、一日遅れですが登山スタートです!
ちなみに出発点の広河原と目的地の北岳肩ノ小屋との標高差は約1500m。もう嫌な予感しかしません。絶対キツいでしょコレ!
二俣分岐と呼ばれる地点までは沢に沿って登っていきます。非常に岩の多い道なので慎重に進んでいきます。








視界が霧に覆われていて遠くが見えません

さて、この時点ではあまり急な道も少なく普通の登山と言った感じです。しかし標高差1500m、そんな簡単にいくはずもありません。二俣分岐からの道、今回通る右俣コースは地図で確認してみると密集した等高線に真っ正面から立ち向かっている中々ロックなコースです。個人的にはポップであって欲しかったです。ちなみにコースタイムは下りが1:30なのに対して登りが2:30。わぁ。

休憩と補給を存分にとりつつ急な道を登っていきます。今回の山行で一番きついのはおそらくこの道なので水も食料も惜しまず消費していきます。



この道、おそらく景色がいいのですが生憎霧に覆われて何も見えません。こうなるともう無心で登るしかありません。うーん、大変。最終日では同じ道を通って帰るのでその時晴れていることを願いましょう。

右俣コースを終え、森林限界を超えた岩場を進んでいきます。




北岳肩ノ小屋に到着です。標高3000mという文字がもうインパクト大です。テントを張って一段落したところで周辺を散策してみます。なんと小屋でラーメンやおでんが売っているのを発見しました。お値段は山価格でちょっぴりお高いですがここまで登った自分たちへのご褒美としてみんなで注文します。標高3000mで食べるラーメンはお腹に染みる味でした。



夕食まで大分時間があるのでテントで身体を休めていると、ふいに雨が降ってきました。南アルプスの山は午後から天気が崩れることが多いそうです。雨は夕食の時間になっても止む気配はありません。これはいけない。てきぱきと夕食のパスタを茹で、各自テントで頂きます。



こうして二日目が無事終了したのでした。明日はついに北岳と間ノ岳を目指します。

………

二日目の深夜、とんでもない爆音が轟き目が覚めました。翌日外に出て辺りを見渡すと、向こう側の斜面がえぐれていました。どうやら土砂崩れの音だったようです。おっそろし…

後半へ続きます。

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